アメリカに行く前に、いろいろなことを情報収集していました。
そこで知ったのが、アメリカではあまり日本のふわふわした食パンは売っていない、あっても高い、という話です。
朝はパン派というわけではないのですが、たまに食パンは食べたいな~ということで、ホームベーカリーを持っていくことを考えました。
ホームベーカリーにはうどん生地を作れる機種がありまして、うどん大好き民からすると前々から気にはなっていたけれど、暇がなくてすぐに台所の肥やしになっちゃうかも・・・ということで買えなかった憧れの商品でした。
今回は、持って行ったものが無事使えたか、などなどを記事にしようと思います。
- まずは機種選定
- アメリカの小麦粉
- 思った以上に美味しいパンが焼けます
- 使っているドライイースト、小麦粉
- 象印のホームベーカリーはアメリカでも買えるみたいです
- まとめ
- ちなみに、市販の食パンのお値段・・・
まずは機種選定
機種ですが、Panasonicが有名かなあと思って第一候補にしつつ、お高いので他のメーカーも見ていました。
ツインバードなどのメーカーでもうどんうち機能があり、いいかなとは思ったのですが、前々から憧れだったのもあり、Panasonicの型落ちを狙うことにしました。
結局、欲しいレベルの機種の型落ちもそんなに安くはならず、SD-BM103-Dを中古で購入しました。¥5,186でした。
中古のため、アメリカに来てから小さな部品の欠品などに気づきましたが、基本的なことをするのには困らなかったのでそのまま使用しました。
また、ちょうどkindle本セールで安くなっていたホームベーカリー活用本のモデルがこの機種の1代前の機種だったので、材料の分量がそのまま使えて楽そうだということが後押しになりました。
同じシリーズの最新機種はこちらです。
アメリカの小麦粉
日本で小麦粉というと薄力粉がスーパーでたくさん売られていて、強力粉がパン用に置いてあるという印象です。
アメリカの小麦粉売り場に行って最初困ったのが、どれが薄力なのか強力なのか名前からは分からないということでした。all-purpose flourがたくさん売られていますが、これはどの強さなのか??Bread flourというからにはこれが強力なのか?と大変困惑しました。
日本での呼び方の違いがグルテン量だということは知っていたので、日本のサイトで、まずそれぞれのグルテン量を調べてみたところ、以下の数値でした。
薄力粉 8.5%以下
中力粉 9%前後
強力粉 12%以上
アメリカの小麦粉については以下のサイトが大変参考になりました。ありがとうございます。
抜粋すると、以下のようになり、パンはBread flourで良いようです。
Bread flour(グルテン含量 11.5-13.5%程度・強力粉)
all-purpose flour(グルテン含量 9.5-11.5%程度・中力粉)
Pastry flour(グルテン含量 7.5-9.5%程度)
Cake flour(グルテン含量 6-7%程度・薄力粉と同じ)
こちらのサイトにも書かれていましたが、メーカーはKing Arthur flour かBob’s Red millが選択肢も多く、良いようで、我が家もこの2社から購入するようにしています。アメリカの粉売り場は、紙パックの隙間からこぼれた粉が広がっているのが普通なのですが、Bob’s Red millはこぼれないパッケージになっていて、印象がいいというのもあります。
ちなみに、薄力粉にあたるCake flourを見つけるのはちょっと難しいなと感じました。とりあえずAmazonパントリーやメーカーのサイトから買うかな?と思い、購入しましたが、この記事を書きながら、よく考えると小麦粉コーナーじゃなくてお菓子作りコーナーに置いてあるのかも・・・と気が付きました。今度見てみます。
思った以上に美味しいパンが焼けます
何世代か前の機種ですし、メーカーの取説に書かれている標準的なメーカーの粉でもないので、ちょっと心配していましたが、思った以上に美味しいパンが焼けて、焼きたてだとパンだけで食べ過ぎてしまいそうになるくらいでした。
↓一回目のパン↓
↓2回目のパンでソフトコースを使ったもの↓
材料の入れ方の問題なのか、謎の角が立ってしまいました。
↓全粒粉を20パーセント入れたパン↓
↓頂き物の日本のブランド小麦「春よ恋」で作ったパン↓
↓パスタも作りました↓
使っているドライイースト、小麦粉
ドライイースト
ドライイーストは、King Arthur flourのサイトで紹介されていたSaf Instant YeastがAmazonの評価もよかったので、こちらを購入。
日本ではパンを焼いたことがないので、味の比較はできませんが、問題ないと思っています。
小麦粉
強力粉はKing Arthur flourで、全粒粉はBob’s Red millです。たまたま、購入に行った日に安くなっていた方、ということで今はこの組み合わせですが、在庫がきれたら別の物も試してみたいと思っています。
いただいた日本の春よ恋小麦で作ったパンが、ひいき目なのかもしれませんが、すごく美味しく感じたので、小麦を変えると味が違うというのはありそうです。膨らみ方もちょっと違うようで大変興味深い素材です。
【追記1】
コメントでいただきました、Bread FlourとAl- purposeを半々にする方法ですが、試してみたら焼き上がりの高さが低くなりました。ちょっと低くなり過ぎた気もしたので、その後からBreadの方を心持ち多めにいれています。Bread Flourだけだと高く焼きあがりすぎて蓋にあたって焦げそうですので、調整されるとよさそうです。
【追記2】
その後たまたま発見した詳しい方のブログで、以下の記述を見つけました。日本の粉と少しずれるみたいです。
sengyosyufumississippi.blogspot.com
◎ ホームベーカリーやフタ付きの型で食パンを焼く場合は、日本の強力粉に近いキングアーサー・オールパーパス(11.7%)を使用するか、Bread Flour70~80%+一般的なAll purpose20~30%程度でブレンドした方がボリューム過多にならず良いと思います。
牛乳やバター
牛乳やバターはスーパーでその時に手頃だったものを適当に使っています。こちらは乳製品はまあまあ手頃だと感じています。日本のようなバター不足ということは無さそう。
生クリーム(こちらではheavy creamとかwhipping creamとか)を使って、セブンイレブンの金の食パン的なものを作るのにもチャレンジしてみました。ほんのり甘くて、少しトーストすると皮がサクサクして美味しかったです。
象印のホームベーカリーはアメリカでも買えるみたいです
私の機種は中古なので、いつ壊れるか分からないというのは気になっています。もし買い直すとしたら日本から取り寄せのも・・・微妙な気はします。Amazonを見ていたら、象印さんはアメリカ向けに出してくれているみたいです。これなら変圧器もいらないですね。
できあがりのパンが、日本人の好みに設定されているかは確認できないので、使っている方の感想があったら伺いたいです。
あとは、パスタモードはあるものの、うどんができると書いてはいない(そりゃそうですよね・・・)ことが気になります。
まとめ
粉類や乳製品はかなり手頃に手に入るので、パン派の方は家で焼くのはかなり合理的だと思いました。ホームベーカリーで記事だけ作ってオーブンで焼くこともできるのですが、アメリカのアパートはオーブンが標準装備なので、すぐにでも焼くことができるようになります。
材料を量るも最初は数字を覚えていないので悩みますが、一度おぼえてしまえばすぐできるようになりますし、基本ができれば、アレンジもできます。
最初にご紹介した本も参考にできます。
とにかく材料を入れてほったらかしというのがうれしいです。
ちなみに、市販の食パンのお値段・・・
ちょっとハードルが高いけれど慣れてしまえば簡単なホームベーカリー食パン生活ですが、ちなみに購入したらおいくらか、というのも記録しておきます。
9Rabbitsbakery
9Rabbitsbakeryは$3.99&チップ。
Mozart Bakery
Mozart Bakeryのものは$3.75。この日はケーキを買ったのですがチップはなかったような・・・?
Eclesia bakery
そしてMozart Bakeryの近くのEclesia bakeryではうりきれていましたが値札だけ発見。同じく$3.75でこちらでは購入しなかったのでチップがあるかは不明です。
同じショッピングモール内だから同じ値段じゃないと売れないとかかもしれないです。
website--747094435208362104104-bakery.business.site
3店舗いずれも韓国系のお店のようなのですが、大体$4近い感じで食パン一斤で440円かあ~とやっぱり思ってしまうのでした。
ではでは。