アメリカのアパートには電気コンロ、電子レンジ、電気オーブンが一体になったものがビルトインになっていることが多いようです。
ちょうどバナナが熟して傷んできそうだったので、バナナクッキーをオーブンで作ってみることにしました。
ところが、オーブンの使い方がわからないことから、火災報知器を鳴らしてしまい(実際に燃えたり火事にはなっていません)、鳴らしちゃったけどその後どうするのか等わからず、戸惑いました。
日本だとこういう時はあらかじめもらった取説などで「こういう時は??」というのを見て、どうしようもなければ大家や管理会社に電話するという流れだったことを思い出し、
「ああ、アメリカのアパートには取扱説明書がないんだ・・・」
と今更ながら気づくことになりました。
検索してみると、火災報知器まわりはバッテリーの問題など、日本人のブログにもいくつか掲載があったので、困っている方は多いのかも。
お恥ずかしい事件ですが、今回のことの顛末を記録しておくことにします。
オーブンの使い方がわからない
まずは温度設定?
オーブンをコントロールする場所と思われるパネルがありまして、BAKEとBROILといのがあります。日本で使っていたオーブンレンジだと温度設定→余熱ありなしの選択→時間設定という流れの使い方でした。
BLOILはHIかLOしか書いていないので、温度を設定して焼く場合はBAKEだろうと予想をして、押してみると、温度を入力するようになりましたので、【+】ボタンを押して目的の温度にしてみました。5度刻み(もちろん華氏)でしか設定できないようです。
温度が上がらない・・・
押してみると、Preと読める言葉が表示されまして、余熱かな・・・と思いました。
Preheating とかかな??
時間の設定はこの時はよくわからず、キッチンタイマーではかればいいか・・と様子を見ていました。30分ほどたったところで見てみたのですが、Preの表記のまま、温度はさほどあがっていないようです。
40分ほどそのままにしてみましたが変わらず、このままではクッキーがぬるい生焼けのままです。
そこで、webで説明書を探してみることにしました。
型番の表記がない!!
まずはオーブンのメーカーですが、ロゴになっていて慣れていないと分からないのですが、夫に聞くとGEというメーカーだということなので、GEでビルトインオーブンの説明書を探そうとすると、型番を検索窓にいれて表示させる仕組みになっており、型番がわからないとにっちもさっちもいかないということになりました。
日本で売っている製品だと、見えるところに型番の表記があったりするのですが、それも見つけられず・・・
それでもいくつかのpdfを見つけ、見てみたのですが、型番が違うと操作盤が違うようで、満足のいくものはありませんでした。
型番がわからない人のために、一覧ページも作っておいてくれたらいいのに涙
試しにBLOILを使ってみる
こうやってwebで調べている間もPreは変わりません。試しにBLOILを使ってみることにしました。
BLOILにすると、さっきまで光っていなかった電熱線が赤くなり、おお!?っと思って
様子を見ていると、オーブンの上のコンロの開口部から湯気のようなものがみえました。
あれ?と思ってクッキーを見てみると、表面が茶色です。あわててオーブンをストップして扉を開けました。
※あとからわかったことですが、BLOILのHIは、最後に焦げ目をパリッとつけるのにちょっと使うものらしいです。そりゃクッキーから煙も出るわ・・・。
オーブンからの煙で火災報知器が鳴りました
煙を検知しなくなると音は止まるらしい
日本のように、「火事です、火事です」とか「ガスが漏れていませんか」とかしゃべりながら鳴ることはなく、アラーム音のような音が鳴りました。
我が家は換気扇のような機構がないので、あわててドアと窓を開けたところ、すぐに鳴りやみました。
私自身は調理していた本人だったので因果関係がすぐわかり、まずは煙を出さねば、と行動できたのですが、夫は何が起きているのかわからず
家の真ん中で「なんだなんだ!」と言っていました。(そりゃそうだ・・・)
設置されている報知器のタイプにもよると思いますが、煙を検知した場合、煙がなくなると音も止まるようです。
なっていた時間も短かったので、隣や上の階の人も気づかず、どうやらご迷惑はかけずに済みました。
夜中だからか管理人なども来なかった
周りの人は気が付かなかったけれど、管理人的な人は確認に来たりするかも・・・と様子を見ていましたが来ませんでした。
報知器が鳴った住居があるのかどうかを管理室で検知できる仕組みになっているかも今のところわかりません。
火災報知器のランプの光方がおかしい
しばらく待って管理人は今晩は来ないのだろうと判断し、クッキーの片づけを始めたのですが、クッキーはちょうど茶色になり、表面は食べれるようになっていました。裏返して、今度こそBAKEで試してみたところ、BLOILで既に温度が上がっていたからか、今度はPreの表記にならず、焼くことができました。
焼きながら気が付いたのは、火災報知器のランプの付き方がいつもと違うということです。普段は、30秒に一回、赤いランプがほんの一瞬光るというのを繰り返しているのですが、その時は10秒に一回、しっかり目に赤ランプが光りました。
一度発報したから、何かリセット的なことをしないといけないのかなと思いましたが、こちらも説明書等がないため、何もできず。webで英語で調べてみましたが、これというものは見つかりませんでした。
火災報知器のバッテリー切れに関する記事はたくさんある笑
英語で見つからないので、日本語のブログに何かないかなーとみてみると、火災報知器のバッテリー切れや交換で困った方の記事がたくさん出てきました。
やっぱり説明書がなくて、みなさんこまってらっしゃるご様子。
朝になってリーシングオフィスが開いたら聞きに行くことにして、その日は就寝。
日曜の営業はお昼から
リーシングオフィスや近所の図書館も日曜はお昼からです。教会の礼拝などが関係しているのかと思います。
前の晩は火災報知器のことを調べたりして遅くなったのでリーシングオフィスの開く13時過ぎに起きてみると、火災報知器のランプは元に戻っています。
管理側で何もなかったから間違いと判断して元に戻したのか、何時間かで元に戻るという仕組みなのか分かりませんが、聞きに行く必要はなくなりました。
夫いわく、古いアパートなので、管理側で各住居の報知器の様子が分かるようになっているとは思えないということなので、後者の可能性が高いとのこと。確かに、そんなハイテクには見えませんね~。
使い方の分からないものをはじめて使うときは昼間にしようと思いました
今回は、オーブンくらい大丈夫だろうと思って使いましたが、夜中ではネットくらいしか聞く相手がいなくてこまったので、今後は初めてのものを使うときはリーシングオフィスが開いている時間帯にしようと思います><
バナナクッキーは・・・
バナナクッキーは無事食べれる状態で焼きあがりました。次回はもっとおいしく焼きたいです。