洗濯機・乾燥機の配送がびっくりのトラブル続きで、3週間コインランドリーに行っているtoriloverです。
今回の記事は、アメリカ国内ご近所引っ越しの記録第三弾です。
第一回、二回へのリンクは最後尾に記載しますね。
- 引っ越しやさんの手配
- 保険の加入
- 電気の開通
- 新居のカギの受け取りと掃除
- インターネットプロバイダの移転
- クレジットカードと銀行口座等の住所変更
- 郵便の転送の手配@USPS
- 引っ越し当日・翌日
- 足らない家具の購入
- 最後に
引っ越しやさんの手配
ヤマト運輸
5月の1週目には引っ越しが決まっていたので、日本人向け新聞に載っていたヤマト運輸に見積もりを依頼しました。日本だと部屋の大きさや住所、日程、荷物の量を伝えて見積もりをしてもらうというのが一般的だったと思うので、とりあえず住所と1bed、幅を持たせた希望日程を連絡したところ、【ミニマム2時間で$1000、3時間目から$300】の条件でよければ見積もり出すよ、との返事がありました。
どんな簡単な引っ越しでも最低1000ドルからだとかなり予算に合わないため、その時点でがっかりしてお断りしました。
日通
つぎに、日本の会社だと日通があるのですが、ヤマト運輸と同じくらいと勝手に思い込んでこの時点では連絡を取りませんでした。
そこからは自力でやるかどうかをなかなか決められず、1か月ほど経ってから、日通はそこまで高くないかも、というのを小耳にはさみ、見積もり依頼を送ってみました。
すると、7月は繁忙期で既に予約でいっぱいで見積もりができませんでした。参考に、お値段だけ聞いてみたかった!なぜもっと早く連絡しなかったのかが悔やまれます。
駐在の帰任や赴任が多い時期ですものね・・・( ;∀;)
あと国内引越もお子さんの学年の切り替わりとかなのかな?アメリカ国内引越も盛んな時期みたいです。
地元のmover
日通もダメだったのですが、ベッドやソファを見ていると、近所とはいえ自分たちだけでやるとけがをするような気がしてきて、不安になってきました。
とはいえ、どこで地元の会社で評判のいいところを探したらいいか分からなかったので、前の年に引っ越しをした同僚さんに、その時使った会社をどうやって探したか教えてもらいました。同僚さんはあの、美味しいレストランを探すサービスであるYelpで探して、そこで見積もり依頼をしたとのことでした。同僚さんはその会社の引っ越しに満足していたようだったので、もう引っ越しまで日数も限られているので、決め打ちでその会社にお願いしようという気持ちでいました。
Yelpでどうやって頼むか疑問だったのですが、アプリを見てみると、【Mover】というアイコンがありました!
まったく気が付いていませんでした。
今回は同僚さんに教えてもらった目を付けている会社があったのでそれを検索し、対話式のフォームに部屋の数や階数、日程の希望などを答えていきました。
そうすると、Yelpの中のメッセンジャー機能を使って、お値段の連絡がありました。ちょっと想定外だったのは、類似の近隣の会社にも同じ条件の見積もり依頼が行ってしまうようで、複数から連絡がきたことです。
対話式フォームの中で選択肢やチェックを付け間違えたところがあるのかもしれません。
はからずとも他社と値段が比較できてしまったのですが、同僚さんの頼んだ会社はその中では少しだけ高めでした。
と、いっても2時間で260ドル程度で、1時間超過ごとに99ドルというもので、ヤマトで1000ドルを見てしまったあとなので、気になりませんでした。
既に対応が良かったという実績があるのが時期が迫っている中で大きなポイントになりました。
引っ越し布購入(中古)
引っ越しやさんが無事確保できて安心して梱包作業を進めたり、引っ越し当日の掃除計画等を考えていたのですが、そこでふと、「あれ?家具入れる前に掃除しまくったあと、入ってくる引っ越しやさんって土足じゃね??」と頭をよぎりました。
Twitterでそのことをつぶやいたところ、安全上の理由で彼らは脱ぐことができないと教えてもらいました。
その場合、室内の作業と運び込み作業員と分けて、室内はシューカバーをつけてもらって対応してもらう人もいると教えてもらいました。聞くところによると日通さんだと作業員さんにシューカバーつけるよう指導しているとかいう話でした。
うちの引っ越しは小規模のため2名で対応してもらうので、中と外に分けてもらうのは難しいし、時間がもったいないです。そのことを英語で伝えるのも私にはちょっとハードル高いなと思いました。
そこで、引っ越し用のあて布をブルーシート的にしいて、できるだけその上だけを歩いてもらえるように計画しました。
あて布はたまたま引っ越しで使えるかも、とガレージセールで数枚買っていました。
具体的には、玄関から寝室まで布を敷いて、ベッドだけ寝室まで運んでもらって、他は玄関付近のあて布の上を歩いてもらい、その上に全部置いてもらうことに。細かい配置は自分たちですることで、土足で歩く部分を寝室だけで済ませることができるのではと・・・。
保険の加入
私は詳しくは分かっていないのですが、アパートに入る日までに家関係の保険に入って、アパートではその加入を示ことになっているそうです。夫は2回目のアパート契約なので、前のアパートで教わって知っていて、いつの間にか契約していました。旧居では夫がアメリカ初めてだということを分かっていたからか、何をどこでどうするか的なメモをくれたそうです。そういう親切なところは凄く気に入っていました。
前回のアパート入居時は何もわからないので、保険はアパートの紹介しているところに決めたそうです。ただ、契約者のwebサイトなどが使いにくかったらしく、今回は車の保険で入っている会社と同じところで契約しました。ここは日本人同僚さんが加入していて、それを紹介してもらったそうで、日本人の営業さん?がいるということでした。
電気の開通
電力会社は、新旧で同じ会社を使うことにしたので、契約者のwebサイトから新居の開通日と旧居の停止日を連絡しただけで済みました。
新居のカギの受け取りと掃除
鍵の受け取りなど
カギを受け取る際、上の項目で入っている保険の書類と、電気会社の名前とその情報、初月の家賃の小切手などを提出しました。そして、アパートのゴミの回収などのことがかかれたチラシや48時間以内に提出する不具合チェックの用紙を受け取りました。
そのあとすぐに部屋にいき、ドキドキしながら入りました。
実際に契約している部屋に入るのはこの日が初めてです。
前のアパートでは棚をあけると死んだ虫とかがいて大変だったと夫から聞いており、びくびくしていましたが、おそらく直前まで前の人が住んでいて、業者の清掃がなされた直後だと思われるせいか、問題はありませんでした。
バルサンの散布
48時間以内の不具合チェックは翌日に回し、まずはバルサンです。
商品の説明どおりに設置するのですが、スプレーのボタンを押すとすぐに散布が始まるのが注意です。家の奥の方から始めて玄関向かってに逃げながらやっていきました。
購入した商品はしめきりながら噴射してそのあと2時間しめきって、2時間換気、ということでしたので、2時間後に再訪問して、窓をあけてまたしばらく退避しました。
商品の説明書に、家のドアに【fogger in use】と書いた紙を貼っておきましょうと書かれていたので、そのとおりにしておきました。
そして、換気のために部屋に入るときは、マスクが必須です。
うっかりつけずに入ってしまって、喉がすぐにやられて咳が出ました。
引っ越し作業用の飲料の確保
室内にエアコンが聞いているとはいえ、暑い夏の作業なので、旧居から数本ペットボトルの水を運び込んで新居の冷蔵庫に入れておきました。
作業中何本も飲んだので、持ってきておいてよかったです。
持ってきているうちの2本は冷凍庫で凍らせておきました。
当日の作業員さんが作業後に飲んでもらえるようキンキンに冷やしておくためです。
カーペットクリーナー
換気のあとはもう夜だったので、窓だけ閉めに行って、続きの掃除は翌日にまわしました。
翌日、まずは普通の掃除機で絨毯の埃をとりました。ダイソン君が全面を掃除しきるまえに充電が切れた(!)ので、充電しながら棚の掃除をしたりしていました。絨毯の掃除って電力使うみたいです。
掃除してみると、絨毯の毛が端っこを中心に抜けるようで、掃除機に溜まっていきます。これを取って置かないととカーペットクリーナーもすぐごみがたまりそうです。一度事前に掃除機をかけるのは正解かもしれません。
掃除機のあと、カーペットクリーナーを実施、そのまま乾かすため、エアコンを強めにつけたまましばらく放置しました。
もともと乾燥している土地柄なので、案外さっぱり乾いて気持ちよく歩くことができるようになりました。
48時間以内のお部屋のチェック
カギをもらったときに48時間以内に提出してね、というチェック用紙をもらいました。チェックすべき点が書かれた紙なのですが、ぜんぶまじめに見るのは大変だと思ったので、まずは動いてないと困ると自分たちが思った点をチェックしていきました。
- 全コンセントの導通確認
- 窓の開閉
- ベランダの出入りと汚れの確認
- 全棚を確認
- 水道の流れの確認
- トイレの流れの確認
- お湯の出具合と温度を確認
- 照明の確認
- ディスポーザーの動作確認と水漏れの確認
- 食洗機の動作確認(洗剤も入れてみる)
- 洗濯機・乾燥機の動作確認
- 冷房の温度調整確認
- ブラインドの動作確認
- 壁の汚れの確認
この作業で、食洗機が動かないこと、洗濯機・乾燥機がないことがわかりました。①の記事でも書きましたが、洗濯機乾燥機がないタイプの家だと気づいていなかったのです。ここからあわててレンタルとか機種とかを調べ始めました。しばらくかかるので洗濯機乾燥機が届くまでアパートのコインランドリーを使うことに。コインを入れるタイプと思いきや、チャージ式のカードタイプでリーシングオフィスで購入しました。
食洗機は同僚さん宅で泡を吐き出すトラブルをみたので、どきどきして電源をいれたらうんともすんとも言わないという状況で、提出する紙にはその旨を書いて提出しました。
同僚さん宅では提出して翌営業日には直しに来てくれたということで期待していたのですが、2日間来なかったので、オフィスに言いに行くとすぐ来てくれました。食洗機がうんともすんとも言わなかったのは、取り付けた人が電源につなぐのを忘れていたとかでした。
紙を提出したら読んでくれると思ったのですが、受け取るときも何かあった?とかも聞かれなかったので別の人が読むのかなあと思ってしまったのですが、提出時に相手がその場でチェックしなかったなら、その場で書いたことも言わないといけないのだなと・・・。
インターネットプロバイダの移転
今回、インターネットは旧居も新居も同じ会社(AT&Tです)で契約しました。新居の方がいい設備が入っていてスピードが速くなります。
旧居を止めて、新居の開通をお願いしておきました。旧居の停止には人は来ませんでした。新居は予約した時間に作業員さんが来るので待ち受けていました。前回は作業員さんが来なくて大変だったらしいですが、今回は大丈夫でした。
作業員さんが土足で入ってくるかと思い、例の青い布を敷いておいたのですが、ささっとシューカバーを付けて颯爽と入室されたので、感動しました。さすがお高いだけのことはある??
旧居のモデムなどの機械はそのままfedexの窓口に持って行けば無料で返送できるようになっているとのことで、念のためAmazonの空き箱に入れて持って行ったら、箱は返されました。
クレジットカードと銀行口座等の住所変更
新しい家のカギを受け取ったら、ポストのカギももらえるので、郵便物を新住所で受け取れるようになります。
思いつく範囲で住所変更が必要なものの手続きをしました。
クレジットカードも銀行も全部契約者のwebサイトから変更出来て簡単でした。すぐ使う予定のAmazonもそのまま新住所に変更しました。夫は会社への住所変更の連絡と、運転免許証の住所変更にも行きます。
郵便の転送の手配@USPS
他にも旧住所あてに届くものがあると思われるので、USPSにも転送の手配をすることにしました。日本も1年間転送というのがあったのですが、アメリカにもちゃんとありました。以下のwebサイトから手続きできるようで、やってみました。
日本と違うのは、1.05ドル支払う必要がありました。それでも十分安いのでやっておく価値はあると思いました。
全画像は残っていないのですが、ある分を交えてご紹介します。
↓の【Get started】から始めます
家族全員の引っ越しなので、【Family】を選択
同じラストネームの全員が引っ越すので1つ目の質問は【Yes】
誰か残る家族同じラストネームの人はいないので【No】を選択しました。
転送はPermanentとTemporaryが選べるようです。
今回は【Permanent】です。
そのあと旧住所と新住所の入力がありました。
途中、届く郵便物の写真が送られてくるサービスがあるので入るか?というのがありましたので入りました。
後から調べると単体でも以下のサイトから入れるみたいです。
https://informeddelivery.usps.com/box/pages/intro/start.action
郵便局のどこかまでは来ていたことがわかるので、旧居でも入っておけばよかったです。
最後に、1.05ドルのお支払いがありました。クレジットカードかデビットカードを用意して完了しましょう。
後日お手紙も送られてきました。
失礼な話ながらサービスが大丈夫なのか心配していましたが、結構ちゃんと転送されてきます。
引っ越し当日・翌日
当日と翌日の流れ
引っ越し当日ですが、まず予定の時間より1時間早くなってもいいか電話があり、早く終わる分にはありがたいのでオッケーしました。
時間あたりで料金が代わるので、始まった時間はちゃんと覚えておきましょう。
2名で来られて、まずは簡単な段ボール類をどんどん運び出していました。
そのあと、ソファなどの大物を運び、ベッドを分解し、持って行かれました。
洗濯機乾燥機はアパートの物で、運び出す必要はないと伝えると想定していた大物が2つ少なくなって作業員さんは喜んでおられたかも??
積み込みがおわって、新居への移動ですが、同僚さんが引っ越しした際は新居へなぜかなかなかトラックが来ず、どこかでさぼって時間稼がれた疑惑があったと聞いていたので気にしていたのですが、うちの車についていくからよろしく、と言われ、ほんとうについて来てくれてすぐに運び込み作業が開始しました。
ほんとうに近所への引っ越しだったので、寄り道しようがないとは思っていましたが、やる気が感じられて安心しました苦笑
新居では↓の青い布をしいておき、ベッド以外はその上にどんどん置いてもらいました。
布を敷くときは端っこが浮き上がっていると人がひっかけて転んで危ないのできれいに置いておくとよいと思います。
特に言わなかったのですが、布が敷いてあると、心理的にそうなるのか何も言わなくても布の上を歩いてしまうという効果がありました。
運び込みの途中で、2時間超えるな、という気がしていましたが、2時間とちょっとかかっていました。
料金とチップをお支払いし、半分凍ったお水を差し上げて終了しました。
このあと、自分たちは開梱と整理の作業が残っているので気持ちがぐったりしました。夜までやれるところまで整理したらとてもじゃないけれど晩御飯は作れませんでした。
たまたまいただきもののラーメンがあり、近くの箱から出てきたので助かりましたが、食品の箱や鍋の箱にたどり着けなかったらケータリング呼んだりしないといけなくなったので危なかったです。
翌日は、旧居にパソコン等壊れ物を残していたので、それを取りに行き、荷物がなくなったところを一気に掃除しました。
反省点
もう引っ越しはしたくないですが、もしあったら次回は以下のようにしようと思います。
- 2時間の最小単位で終わらせるために、段ボール類の中でも軽いものは自分の車で運べるだけは運んでしまう。
→プロが段ボール類をひたすら出し入れで往復する時間がもったいないと感じました。
- 壊れ物の段ボールには印をつけましたが書かれていることはほとんど見ていないので、本当に壊れるとまずいものは分類し自力で運ぶ。
→我が家は1階から2階への引っ越しだったので運び出し時に階段を下る衝撃はないし、2階へはカートでゆっくり持ち上げるのであまり問題はなかったのですが、旧居が2階とか3階で荒く階段をカートで降ろされると割れ物は割れてしまうかもと思いました。中身によっては自分で運ぶことも考えたほうがよいと思いました。
- 引き出しの中身を整理して運んでもらう
→引き出し付きの棚などは小物しか入っていないので、日本の引っ越しと同様、テープで引き出しを止めて中身をそのまま持って行ってもらったのですが、作業員さんはあっという間にそれを米俵のようにかついで持ち上げて持って行ってしまいました。もちろん中身はシェイクされぐっちゃぐちゃで、今回は文具なのでかまわなかったのですが、棚の中で物が落ちて、つっかえ棒のようになってしまい、あとで開けるのに苦労しました。中身はなくしておいた方がよかったなと思いました。
足らない家具の購入
ひととおり持ってきた家具や中身を配置し、場所を決めたら、足りないものが何か、それを置けるサイズはどれくらいなのかがわかるようになりましたので、家具探しを始めました。
今回の引っ越しでIKEAの棚など木のものは重くてしんどいことをしみじみ感じていたのですが、たまたま同僚さんの家で、四角の金属枠で壁面がプラスチック、四隅をプラスチックのジョイントでつないでキューブを作り、それをつないでいく軽い収納を知りました。分解すると小さいし、家具自体がすごく軽くて、感動しました。
Amazonで調べてみるとキューブのサイズもメーカーで色々あり、金属枠の中がプラスチック板ではなく金属の格子になっていたり、キューブのドアの有無も色々ありました。
我が家はバスタオルをたたんだものが楽に入るのが希望でしたので、キューブが大きめのKOUSIという会社のものにしました。
組み立ても私一人でできて、運ぶのも軽くて楽でした。
他に、絨毯だらけの生活になって初めて気が付いたのですが、キッチンカウンターの前に棚を置き、コーヒーグラインダーやコーヒーメーカーを置いてコーヒーコーナーを作るのが好きなのですが、そこで豆の粉やコーヒーがこぼれる可能性があり、掃除が面倒そうだということです。
色々考えたのですが、もしかして、チェアマットを敷けばいいのではないか、と。
調べると絨毯だと椅子のローラーの滑りが悪いので、滑り止めがついた絨毯用のチェアマットが売られているようです。サイズもいくつかあり、コーヒーコーナーに合うものを買うことができました。
最後に
書き始めたときは記事が3つになってしまうとは思いませんでした。あーでもない、こーでもない、とこだわり始めるときりはないですが、今のところ新しい家を気に入っています。でもお金もかかるので、最初の家で何とかやっていけるならその方がいいなとも思いました。
虫の件は住み続けないと分かりませんが、今の時期暑すぎて虫も活発ではないみたいです。
去年の経験だと秋口とか4月~6月あたりがちょっとよく見かけました。
頑張って掃除していきたいです。
長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ではでは。
↓第一回はこちら↓
↓第二回はこちら↓