一時帰国中は夫と別行動だった時もあり、2人合わせて、成田→都内のホテルへの移動(成田エクスプレス)や、都内から羽田空港(バス)、伊丹空港からなんば(バス)、新大阪から姫路(新幹線)、東京から新大阪(新幹線)、梅田から関空(バス)、都内のホテルから成田(スカイライナー)という大きな移動のほか、こまごまと東京と大阪の交通機関を使いました。
事前に予約しておけるものは予約したりししましたが、乗る時間が決められず予約できないものもありましたし、予約しててても、受け取りに困ったかも、という事例が分かりました。また、今回初めて知ったサービスもあるので、それを記録したいと思います。もちろん、私たちが気が付いた範囲なので、もっとスマートな方法やいいサービスがあるかもしれません。教えていただけると嬉しいです。
帰国時のお金の使い方、としてぱっと思いつく範囲で、以下の4つがあります。
- 日本円が日本の銀行に残っていて、日本のクレジットカードで円決済可能な場合
- アメリカのクレジットカードしかもっていなくて、日本の口座にも円があまりなく、お金の移動をして為替で損をするよりはできればドル決済したい場合
- クレジットカードはあまり使わず日本の口座の円をATMでおろして使う場合
- 為替は気にせずドルを両替するなりして円の現金をそれなりに作って使う場合
今回は、1が私で、2が夫の状況でした。それぞれをAパターン、Bパターンと呼び、場合によっては分けて経験したことを記録します。もうひとつ、スマホのアプリ利用はiPhoneシリーズのみで、androidは情報に無い点をご了承くださいませ。
成田エクスプレス
えきねっとから事前に予約できますが、飛行機の到着が遅れることもあり、成田空港についてから駅でネットで買うのもいいのかもしれないと思いました。券売機がすいている場合は並んで買った方が早い可能性もあります。Aパターンの人ならこれもOKです。
私は特に調べていなかったので何も考えずに券売機に並んでしまいました。
えきねっとは会員登録時に住所などを入力する箇所があります。私は日本にいるときから使っていたので既にIDがあり、利用できますが、これから作る方は実家の住所にするなど工夫がいるかもしれません。
えきねっと利用時に注意したいのは、携帯・スマホ専用のチケットレスサービスにすること。券売機受け取りにすると、結局券売機に並ぶことになります。また、チケットレスサービスを受けるには、スマートフォン・携帯電話でメールを受信できる必要があります。日本に来てから予約する場合、日本ですぐ通信できるよう、空港でSIMを買ったり、アメリカ放題やT-mobileの逆アメリカ放題(勝手にそう呼んでいます)で通信可能な環境を用意しておくとスムーズです。JAL機内ではIIJmioのJapanSIMが機内販売で売っていましたので、これを買うのもいいと思います。この時間の成田エクスプレスに乗る!と決められれば事前にアメリカで買って、画面キャプチャしておくのでもいいかもしれないです。
また、券売機での受け取りにはクレジットカードの暗証番号が必要です。日本のクレジットカードを持っていて、日本円決済可能な方はいいと思いますが、我が家が持っているアメリカのクレジットカードは4桁暗証番号が存在せず、券売機受け取りはできません。 ←これは、事前に確認、設定しておく必要があることが後日判明しました。記事にまとめましたら、リンクを更新します。
この場合、みどりの窓口に予約番号とクレジットカードを持って行く必要があるようです。ささっと乗りたい方にはおすすめできません。
公式サイト
解説サイト
えきねっとで予約できるのは特急券だけです。チケットレスでスムーズに乗るには、乗車券はSuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系電子マネーを残高アリの状態で保有しておくことが必要です。(初乗りの金額だけでも入っていれば出るときに清算でOKだと思います)
Suicaは物理的なカードを持っていなくても、iPhoneで電子的に利用できますので、以下に記載します。
ここで、AパターンとBパターンで分かれます。
Aパターン
日本円が使える方で、手元に日本で使っていたSuicaがある場合、iPhoneのWalletにSuicaを登録して(AppleIDは日本に設定されている必要があります)、そのSuicaにApple Payのクレジットカードからチャージしたり、Suica専用アプリを入れて、そこからApple Payに登録されている以外のクレジットカードで支払うことができます。
Apple Payの場合、アメリカのクレジットカードもApple Payに設定できるらしいので、アメリカのクレジットカードで円をチャージすることもできるのではと予想します(未検証です。これがOKだった場合はBパターンと同様、ドル決済ができそうです)。
iPhone の Wallet App を使って、すでにお持ちの Suica のプラスチックカードを Apple Pay に追加できます。1 また、JR 東日本の Suica App で Suica を新規作成 (新規発行) して Wallet に追加することもできます。Pasmo など、その他の交通系 IC カードは Apple Pay に追加できません。
Apple Pay に Suica を追加する - Apple サポート
日本でSuicaをよく使われていた方はとっくにご存知だったと思うのですが、私はPASMOユーザだったので知りませんでした。
Suicaを持ったことのない方、Suicaが手元にない方でも、アプリからモバイルSuicaに登録できます。会員登録時に日本の住所を聞かれるところがネックかも。。。
Suicaアプリは↓のものです。
Bパターン
出来るだけドルで決済したい方で、iPhoneのAppleIDがアメリカの場合、Apple payが使える機種なら、アプリストアからsuicaEngを入れることでWalletに登録されたクレジットカードから円をチャージしてSuicaを使うことができます。
日本のiPhoneは7以降がApple Pay対応ですが、アメリカでは8以降だそうで、それ以前の機種を使っている場合、AppleウォッチがあればApple Payが使えるらしいとの情報がありました。
主要な都市ではコンビニでの支払いや飲食店の支払い、自販機の支払いで交通系電子マネーが使えるところが増えているので、Suicaが使えると、物理的な日本円の使用を控えることができます。
成田空港・羽田空港の高速バス
成田行き、成田発、羽田行き、羽田発で便利な高速バスですが、昔より使いやすくなっていて、こちらもチケットを以下のwebサイトで一か月前から予約することができます。予約可能なのは、空港行きだけで、空港から乗る方は空港の券売機などでの購入です。
空港の券売機はクレジットカードが利用可能ですが、アメリカのクレジットカードが利用可能かは今回試せませんでした。4桁暗証番号が必要な場合は、空港内の窓口に行く必要があると予想します。
高速バスのハイウェイバスドットコム 全国の高速バスを簡単予約
以前はコンビニ受け取りだった記憶があるので、それだと海外から日本に行く場合は困るよなあと思っていましたが、今回見てみると、クレジットカードでwebから購入して、メールにQRコードを送らせたものを運転手に見せればOKというのができていたので、今回これを利用しました。このwebサイトからの購入時、海外のクレジットカードが利用可能かは今回検証できていません。
関西国際空港・大阪国際空港の高速バス
今回は、大阪国際空港(伊丹)発と関空行きのバスを利用しました。どちらも券売機ではクレジットカード利用はできませんでした。バスの中には交通系電子マネーの決済機があるので、Suica等の交通系電子マネーカードや先の項目にも出たWalletのSuicaに残高があれば、券売機で買わずに列に並ぶだけで乗ることができます。
クレジットカード利用については、後から調べてみると、以下の記載があり、有人の窓口に行く必要があるとのことです。
クレジットカードは、大阪(伊丹)空港・関西国際空港の空港リムジンバス案内窓口でご利用いただけます。 また、京都駅八条口発 関西国際空港行きでは京都駅八条口京阪バス案内所でご利用いただけます。その他ののりばではご利用いただけません。 ご利用時間及びご利用いただけるカードの種類はこちらをご覧ください。
現金を減らしたくない場合、Walletを活用できればよさそうです。
また、大手の旅行代理店でも切符の扱いがある場合があるとの記載がありました。
東海道新幹線・山陽新幹線
今回は、東京~新大阪と新大阪~姫路でそれぞれ新幹線に乗りました。
成田エクスプレスのところでも述べましたが、新幹線で便利な券売機での特急券・乗車券発行が、アメリカのクレジットカードでは4桁暗証番号問題にひっかかり、購入・発券できませんでした。chase銀行のデビットカードは取り扱い不能、との案内になりました。
券売機でささっと買って乗れると思っていて、そこから混んでいる東京や新大阪のみどりの窓口に並びなおすと目的のものに乗れないこともあるかもしれません。
すいている姫路駅のみどりの窓口で試しにアメリカのクレジットカードで決済したところ、これはOKでしたので、日本でアメリカのクレジットカードの無人決済は難しいのかもしれないと悟りました。
言語以外の理由でも、海外からの観光の方は、券売機での発行が難しいことがあるのだとわかりました。みどりの窓口に行かなくていい切符購入は券売機で済ませるようにして、窓口を空けてあげなければという気持ちになりました。
京成スカイライナー
成田空港を出るときは成田エクスプレスを使いましたが、戻りはスカイライナーを使いました。
スカイライナーもインターネット予約ができ、クレジットカードでwebから支払いができました。これもメールで特急券のURLが送られてきますので、通信環境があれば購入可能です。
こちらも1か月前から購入できます。
こちらも乗車券は別ですので、切符を買うか、Suica系を用意しましょう。
Suica
Suicaについては、成田エクスプレスの欄で書きました。少しだけまとめると
日本アカウントのAppleIDのiPhoneを持っている場合
以下のアプリを入れるか、Walletに既に持っているSuicaカードを登録する。
既に持っているSuicaカードを登録すると、カード取得時のデポジットの500円がすぐにチャージされて使用可能になります。私はバタバタして日本で取り戻し忘れていたなあと思っていたので結果ラッキーでした。
アメリカアカウントのAppleIDのiPhoneを持っている場合
以下のアプリを入れると、WalletにSuicaが出てくるようになります。
Walletに対応したクレジットカードが必要です。一点注意なのですが、最初に作ることが多い、JAL USAカードと ANA USAカードはApple Payに対応していません。デビットカードも登録できるらしいので、クレヒスが短くてまだ他のクレジットカードが発行できていない方はデビットカードでチャージ可能かお試しください。
ジャパンタクシー
日本にはUberやLyftのようなサービスがありません。唯一使えるとしたら、JapanTaxiだと思います。
今回、大阪で使ってみましたが、それなりにタクシーがいるところなら使えるかもと思いました。対応地域が限られていると思われるので、利用できない場合もあると思います。
ちょっと驚いたのが、タクシー会社によってクレジットカード決済がアプリからスルーでいけない会社があり、そういったタクシー会社を選ぼうとすると、「行き先も運転手に伝わってないから自分で言ってね」的なメッセージが出ます。
アプリ自体は、英語・中国語・韓国語対応なのだそうですが、日本語話せなくても乗れるサービスを目指したんだと思うので、そういう中途半端な対応状況が減っていくといいなあと思います。
言語は、アプリ使用開始時に登録する利用者情報から普段使っている言語が自動設定されるということです。
初回登録時に、電話番号を入力してショートメッセージを受け取り、認証コードを入れる必要があります。日本ではネット専用のSIMしか持つ予定のない方は、事前に設定しておかないといけないと思います。
Apple Payの利用
最後に、クレジットカードではありませんが、Apple Payの国を超えた利用について面白い記事があったので掲載します。
世界ブランド!のVISAがApple Payでは海外利用できなくて、日本以外では使いにくくないか?というイメージのJCBがApple Payなら海外利用できるという驚きの情報。
Amexとmasterカードは海外利用可能だそうです。
そんなお店があるのかわかりませんが、交通系電子マネーは使えないけれどApple Payは使えるという場合には選択肢になるかもしれません。
まとめ
よく知っているつもりの日本ですが、いざ、海外から戻ってみると、知らないことや発見があります。昔と違ってインターネットで色々調べられるのもいいですね。
まだ一回帰国しただけなので、知らないことや無駄をしていることがあるかもしれません。この道のベテランの方、いらっしゃったら色々教えていただけると幸いです。
ではでは。