先々週くらいの話ですが、日本の実家に夫の国民年金の督促が来たと電話がありました。
私自身は休職なので、厚生年金を会社宛てに振り込んでいますが、夫の方は日本を退職した時になんらか手続きをし忘れたようです。(最終出勤日から1週間程度で渡航すればそうもなりますわな・・・)
最終的には日本に電話一回して無事手続きが終わりましたが、まずはそもそもこういう場合はどういうすべきものだったのか、今回どのように調べていったか、過程を記録しておくことにしました。
- 「保険料の二重負担」を防止するために加入するべき制度がある
- 加入する社会保障制度は採用形態や期間で変わる(協定の発効している国)
- 必要だった手続きとは
- そもそも夫はアメリカの年金に入っている自覚がなかった苦笑
- 電話一本ですみました
- おまけ:あれ?私二重払いじゃない??
「保険料の二重負担」を防止するために加入するべき制度がある
年金機構のサイトを見てみると、日本といくつかの国の間では社会保障協定というものが結ばれており、加入者の保険料二重負担を避けられるようになっているようです。
- 「保険料の二重負担」を防止するために加入するべき制度を二国間で調整する(二重加入の防止)
- 保険料の掛け捨てとならないために、日本の年金加入期間を協定を結んでいる国の年金制度に加入していた期間とみなして取り扱い、その国の年金を受給できるようにする(年金加入期間の通算)
- 渡航してから知るとかどないなってんねん、とも思いますが、我が家の場合はどうするべきなのか読み進めていきますと、以下のリンクがありました。
日本から協定を結んでいる国で働く場合の
加入する社会保障制度は採用形態や期間で変わる(協定の発効している国)
前項のリンクをなんだか難しいよなあと思いながらも読み進めていきますと、以下の表があり、これがまずは参考になりそうです。
我が家は日本を退職して転勤しているので、現地採用にあてはまるようです。加入すべき社会保障制度は「相手国のもの」とあり、加入の仕方が間違えていないことが確認できてまずは一安心。
日本からの派遣の方々は5年を超えるか超えないかで変わるようですね。
自分はその立場にないのでわからないのですが、派遣されている方々はそもそも日本の会社との雇用が続いてる?から気にしなくていいのかな?
どのみち、日本の会社の人事とずっとつながっているでしょうから、ちゃんとサポートされていて、どうすべきかは困ってい無さそうなイメージを持っています。
(違っていたらごめんなさい)
必要だった手続きとは
必要な手続きについてもリンクをたどります。
このページの中の「(3) 協定相手国の社会保障制度にのみ加入する場合」が該当するようです。
協定相手国へ長期的に自営活動をするまたは協定相手国内の会社などで現地採用となる国民年金・国民健康保険の被保険者である者は、本人が住所地の市区町村へ国民年金(及び国民健康保険)の資格喪失届を届け出る必要があります。この場合、資格喪失届には、協定相手国制度へ加入した旨がわかる書類を提示してください。
住んでいたところの役所に資格喪失届を出す必要があり、その際に「協定相手国制度へ加入したことがわかる書類」を出すとのこと。
出国前にそんな書類が入手できるとは思えないので(・・?と思いつつ、どのみちいまは事後なので、督促のお手紙に書かれていた電話番号に電話して指示をあおぐしかあるまい、と夫の帰宅を待ちます。
そもそも夫はアメリカの年金に入っている自覚がなかった苦笑
夫が帰ってきて、事情を説明しますと、え?アメリカで年金保険料払っているんだっけ??と。
え!まずそこから?!?(`・ω・´)
どこかで見た情報によると、年金に加入させるのは会社の義務と見た記憶もあったので、そんな馬鹿な、と思い、夫の給与明細を見つめること数秒。
Social Security Tax の記載を発見!!!これやろ!おい!!
加入がわかる書類がこれ(給与明細)でいいのか分からないですが、考えても仕方ないので日本に電話しました。
本件、調べている間、Twitterで電話一本かけたら済んだ、という経験談も出てきまして、ただし、この方は日本で手続きしたのに督促が誤って届いたということだったので、そもそも手続きせずに来てしまった我が家とは条件が違うからなあと心配しつつ期待しつつ。
いやあ、アメリカ放題、気軽に電話できていいなあ・・・!
電話一本ですみました
電話してみると、込み合っていてなかなかつながりませんでしたが、つながると事情説明して電話一本で終わった模様。
電話は本人にしてもらったので、細かいやり取りは分かりません。
とりあえず督促の件はこれで解決しましたが、これ、将来受け取るときも面倒なんだろうなあと気が付いてしまいました。
おまけ:あれ?私二重払いじゃない??
ふと、二重払いは仕方ないこと、と思っていましたが、私はどうなのよ??という疑問が後日湧きました。
年金の方は、アメリカは配偶者は半分らしい、ということなので、自分で加入しておいた方がいいから払っている分はまあいいか、と思ったのですが、健康保険の方・・・。
日本の保険証がずっと生きているので、帰国時に病院にかかれるし、いいこともあるのですが、そんなに日本に行くのかどうか、今のところ不明です。
私自身は年金機構のサイトでは例示されていないタイプなので、どうなのかさっぱりわかりません。私の事情で休ませてもらっているので、あんまりああだ、こうだとは言いたくはないのですが、本来はどうできたものだったのか、調べてみたいなあと思いました。
それにしても手続きって難しいですよね。疑問は尽きませんが、今回はこの辺にしておきます。
ではでは。