話の発端は渡航前にさかのぼります。
アメリカはクレジットカード社会だと聞いていて、スーパーマーケットの買い物用などで私も作りたいと思っていました。けれどもアメリカでは私は無職なので審査がとおらなさそうだな、夫の家族カードを発行してもらうしかないのかな?と考えていました。
実際にはクレジットカードは作ることができたのですが、必要書類の集め方にコツがあるな、分かっていればもっとスムーズに発行できたのにな、と後から思いましたので、それを記録します。
同様の条件の方の参考になればと思います。
- 主婦も夫の収入と合算してクレジットカードを申し込める
- クレジットカードヒストリーがなくても大丈夫
- JAL USAカードを申し込んでからアクティベートするまで
- スムーズな申し込みのためのTips
- さいごに・・・
主婦も夫の収入と合算してクレジットカードを申し込める
同じような疑問を持たれた方は多いようで、調べてみると、10年くらい前から、夫の収入を合算して申し込めるようになったそうで、念のため原文にもあたりましたが、確かにOKになっていました。
(原文のページをブックマークしておらずみつけられなくなりました)
作れる、となると最初に何を作るか?というのを夫と調べてみました。
そうすると、アメリカではクレジットカードヒストリーというのがあり、SSN(Social security number)と紐づいて、そのランクで条件のいいカードが作れるようになる仕組みだと分かりました。
クレジットカードヒストリーがなくても大丈夫
あたりまえのことですが、アメリカにこれから行く駐在員や、転勤する人は、最初はクレジットカードヒストリーがありません。作れないままだと永遠にヒストリーは構築されないので、どうするんだろう、と思ってみてみると、だいたい2つくらいの道があるようで、このどちらか、もしくは併用でクレジットカードヒストリーを構築し、スコアがよくなってきたら他の条件の良いカードに移っていくということです。
①JAL USAカード or ANA USAカード
JAL USAカード と ANA USAカードは、日本からアメリカに行く駐在員向けのクレジットカードだそうで、日本にいるうちから申し込めて、クレジットカードヒストリー無しでOKということで、まずはこれを申し込む方が多いということです。*1
JALにするかANAにするかはどっちのマイルが欲しいかで決めれよさそうで、特典に大きな違いは見られませんでした。
ダラスに行くということで、日本でもJALマイルを集め始めていたので、我が家の場合だとJAL がいいですね。
②セキュアドクレジットカード
もうひとつの方法は、アメリカに行ってから、セキュアドクレジットカードとうものを作るということです。
預けた保証金の範囲内でクレジットカードのように利用できるカードだそうで、クレジットカードヒストリーを構築することができます。
以下のサイトを参考にさせていただきました。
JAL USAカードを申し込んでからアクティベートするまで
申し込み
申し込みは以下のサイトから行います。
勤め先の名前などが入力できないので、無記入で提出して、メールで詳細のやりとりをしました。特殊かな?と思ったものとして、先方書式の「連帯債務に関する申出書」と、夫の米国での年収を証明する夫へのoffer letterの写しです。
*定期収入をお持ちのご家族からの支援によるクレジットカード審査をご希望の場合、下記ページより「連帯債務に関する申出書」をダウンロードの上、その他必要書類と共にご提出ください。
http://www.jalusacard.com/jp/pdf/Affidavit.pdf
他はVISAの写しなどですので、スマホで写真やpdf化できるコピー機でデータを取れれば用意に困るものはありませんでした。
住所の証明
クレジットカードは会社か自宅に送るということで、夫は会社を選んだので早めに送ってもらえたようですが、私は夫の会社に私の名前で郵便物が行っても受け取ってもらえない可能性があり、自宅を選択せざるをえませんでした。郵便物に夫の名前を併記してもらえないか問い合わせましたが、これもNOでした。
自宅に送る場合、米国運転免許証(仮免許OK)の写しが必要とのことで、日本で免許を持っておらず、アメリカで落ち着いてから免許を取ろうとしていた私はこれだと困ります。
確認してみると以下の書類でも構わないということでした。
a. 光熱費、公共料金(電気・ガス・水道)の請求書コピー
*過去60日以内の日付で発行されているもので、請求元の社名及びロゴ、お客様のお名前とご住所、請求書発行日が明記されているページのコピーをお送り下さい。b. State IDのコピー
有効期限内のもののみ受付可能です。c. 賃貸契約書 (Lease Agreement)のコピー
ご登録住所の記載の頁、お客様とマネージメントにてサインを交わした頁のみ(契約内容不要)お送りください。住所とサインは必須ですので、ご注意願います。また、賃貸契約先からのウェルカムレターなどは無効です。
私はたまたま、夫が私の名前もいれてアパートを契約してくれていたので、それを使うことができそうだとおもって提出したのですが、なぜか夫が保管していたバージョンに、アパートオーナーのサインが載っておらず、受領されませんでした。
光熱費、公共料金は夫の名前だけで契約していたので、NGで、stateIDはそれをとるのに居住証明しないといけないため、アパートの契約書と公共料金や携帯の請求書が必要になり、堂々巡りになります。
最終的に、夫とアパートのリーシングオフィスに行って、サインのある正式バージョンのコピーをもらい、それを提出して受領されました。ここで、はじめてLegalサイズというアメリカ特有のながーい用紙を見て、びっくりしました。
受領後2日くらいで審査が通った旨のメールが届きました。
カードのアクティベート
審査が通ったよメールの1週間後、カードが郵送されてきました。
アメリカでは、届いたカードをwebか電話でアクティベートとという作業をしないと使い始めることができません。
夫の時に、webからアクティベートできず、SSNの登録もなかなか終わらず、面倒だったと聞いていたので、説明をよく読んで取り組もうと思いました。
まずは、JAL USAのサイトからSSNを登録しました。
SSN登録が終わったらメールが来ます。
そうするとオンラインでアクティベート(enroll)ができるようになりました。
以下のサイトで【ENROLL】を選択し、必要な情報を入れることでアクティベートができます。
https://www.firstbankcard.com/jal/site/personal/personal.fhtml
支払いの方法を選ぶ
JAL USAカードから、アメリカ特有の支払い方法についての説明メールが届く(カードの郵送が届く前にメールは来ます)ので、それのどれにするかを決めます。
銀行のルーティングナンバーとアカウントナンバーをwebで入力して都度支払うか、月一回引き落としてもらうか、小切手を送るか、というもので、私はとりあえず都度払うことにしました。
スムーズな申し込みのためのTips
私は何もかもわからない状態で手探りでやったので、結構面倒だったと感じました。これから準備される方は以下のことを頭に置いておいていただくと、スムーズになるとおもいます。
アパートの契約書や公共料金の支払いについて、できるだけ夫婦の名前を入れておく
家族が先に行って契約している場合、このことは事前にお願いしておきましょう。後から入れてもらうのは大変なようです。
これは免許証発行時に居住を証明する必要が出た際にも役に立ちます。
必要になるかもしれない書類のコピーなどを事前に用意しておく
年収を証明するため、ご家族あてのoffer letterの写しなど必要書類を手元に持っておくようにしましょう。
ご家族が先に渡米された場合、コピーを取り忘れたものをデータで送るようお願いしたりするのは時差もあり、大変です。家族も生活の立ち上げと新しい職場への毎日でお疲れなので、お願いするのは心苦しいです。
また、申し込み後、カード発行会社に電話確認をされました。その際に、offer letterに書かれている年収を聞かれたり、アパートの賃料、住所、会社の住所を口頭で聞かれたりということもありました。メモを持っておくと調べてかけなおすという手間がなくなります。
申し込みは住所証明の手前まではやっておく
カードの申し込みは渡米の90日前からできるようですが、カードの受け取りはアメリカのみです。また、SSNがないといけません。
申し込みは日本で時間のあるうちにしておき、住所の証明書類とSSNの登録という手続きを渡米後可能になり次第すぐにするというのが最短でカードが使えるようになる手順だと思います。
コピー・スキャンができるプリンタを買う
プリンタは、日本のようにコンビニのマルチコピー機がないので、この件に限らず、あると何かと便利です。EADの申し込み書類なんかも書類の印刷があるので必要です。
JAL USAカードの申し込みの書類はスマホの写真データでもOKでしたが、賃貸契約書類など、Legalサイズの紙は細長すぎて写真におさめるのが難しく、スキャンしてpdfにして送ることになりました。
さいごに・・・
色々めんどうなので、家族カードでもいいじゃない、と思ったりもしますが、夫婦でクレジットカードを作れるようにしておくと、条件のいいカードの入会特典をダブルでもらったり、紹介で特典を得たりもできます。これを期待してのりこえました。
思ったようにうまくいくかはわかりませんが、これも一つのクエストとして楽しんでいきたいと思います。
ではでは。
*1:申し込みは日本でできますが、受け取りは米国のみ